機構長よりご挨拶

研究成果の社会実装と世界レベルの大型教育研究設備の共同利用等を能動的に推進し、本学の「イノベーションハブ」機能強化に貢献いたします。グローバル社会に求められるニーズを捉え、技術の価値化に関する基盤的支援を通じ、持続的な地域の発展と産業振興を強力に推進するため、産学官金連携の中軸として貢献させて頂くことを目的としています。

大学の基礎研究の在り方としては、研究者が思考する、今、世界に無いアイデアを「研究の種に育てる」フェーズが御座います。その種から、新しい研究として芽を出し、それが世界に認知される幹に育つよう、研究者個々の努力が栄養となって研究を育ててまいります。将来の社会のニーズを獲得していくのは、正に、この幹として育てている間の要素研究なのです。

企業様から見える知的財産や学会での成果発表における研究成果は、ある意味、研究の実りであって、未来ではありません。研究者個々の栄養だけでは無く、企業様にはその幹を太く、そして世界を笑顔にする果実に共に育てて頂きたいと願っています。M&Aではない、未来への投資に挑戦する企業様との連携を期待しています。

基礎研究が世界レベルであるのか、そしてそのデータは正しいのかを判定するためには、世界トップレベルの分析機器が必要となります。本学に設置されている、国際的にも優れた能力を有する大型共用教育・研究設備を活用することでそれが可能となります。研究活動は勿論のこと、社会連携を定量的に支えていくのは優れた研究設備がもたらすエビデンスの獲得です。産学官金連携機構では社会のニーズに応えられるよう、大型設備活用を基軸にした共同研究を受けられるよう、仕組みを整えています。企業様のアウトカムズを作り込んでいくよう、研究計画からアウトプットまで丁寧に支援をさせて頂きます。

今後もより一層、社会から見えやすく付き合いやすいと仰って頂けるよう努めて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

名古屋工業大学 産学官金連携機構長
参与・教授 江龍 修